ヴィア:明日晴れたら良いと思った

※あの子=ユーザさんと思ってください その日の夜は、雨が降っていた。 季節に似合った冷たい……けれども雪にはけしてならない雨。 そんな日は客足も少ない。 だから早めに店を閉めた 元々営業時間などと言うのはあってないようなもだし、マルティが眠たそう…

ヴィア: 不眠の原因

「ヴィア様、あまり飲みすぎると眠れなくなりますよ?」 三杯目の紅茶に砂糖を一つ落とした時、マルティがそう言ってきた。 「紅茶はコーヒーよりも多くカフェインを含んでおります。飲みすぎれば眠れなくなります」 気づくとあたりはすっかり薄暗くなってい…

今日もまたニンゲンがくる。 何をするでもなく、私の話を聞いて、怪我の具合を聞いて、去っていく。 あいつは何が目当てなのだろう? 私を懐柔して、なついたところで毛を剥ぐ気なのかもしれない。 私を懐柔して、見世物小屋に連れて行く気なのかもしれない。…

風が吹いた。 冷たい北からの風。 それはまあいつもの事だ。 風の流れに変化はない。 強い、冷たい、風。 いつもと変わらない。 そのはずなのに。 いつもよい、冷たく感じた。

その他のキャラのどうでもいい設定

なんか大掃除してたら設定メモが出てきたの、なくさない内にメモ。 マルティ ・猫なのに暗い所、狭い所が苦手。 *1雷も苦手 ・本当は髪を伸ばしてみたいけど、癖毛で猫毛だから諦めてる ・恋愛事にはかなり疎い ・アドリブに弱い アルザ ・掃除好きだけど、…

シュナについて

全面的ネタバレ

ディースについて

ヴィアの師匠。 見かけは子供でも、本当は182歳の年寄り。その筋では割と有名。 住んでいた家を爆発させて壊してしまったので、今はヴィアの所に住んでいる。 にんじんとピーマンが食べられない、寂しがり屋で誰かが傍にいないと不安になるなど、中身は外見…

白蛇について

表向きには商人のようなもの。 以下ネタバレ多数。

ヴィアについて

唯一のチートキャラ。 本人の気分しだいで赤人と飲みに行ったり、ラボに顔を出したりするけど、特に何かするわけでもない。 以下ネタバレ多数。

世界観について 魔術と科学が適度に融合した世界。 けれども、魔術を使えるのは生まれ付いての才能(魔力)が必要な為、科学の方が発達している。 魔術は前時代的な物と認識されがち。 イメージ的にはトラチョコとか悠久3のアレに近い。 種族について この世…

Linga Shariraの設定メモ

自分メモ いずれどこかにちゃんとまとめる予定 無駄に長いです

ヴィアの場合

騒がしいのは好きじゃないし、出来れば一人で部屋に篭っていたい。 クリスマスだろうと、そう思うのは変わらない。 祝い事をする習慣が幼い頃からあれば、そうも思わなかったかもしれないけれど。 子供の頃のクリスマスなんて最悪の思い出しかないから、出来…

みつねの場合

鏡に向かって、念入りに髪形をチェックする。 「変、じゃない……よな?」 いつもと同じポニーテールだけど、なんでかいつも以上に気にかかる。 「リボン……つけてみようかな」 去年買って、結局仕舞いこんだままの赤いリボン。 自分には合わないと思いながら、…

マルティの場合

「……さて」 いつもよりも多めの食材。 いつも以上に気合を入れて。 「年に一度の事ですからね」 喜んでもらえるように、特別の料理をつくりたい。

白蛇の場合

街を楽しそうにかけている兄妹を見た。 プレゼントの事、サンタの事、ケーキやご馳走の事をすごく楽しそうに話していた。 そこに母親がやってきて、すごく楽しそうに歩いて行った。 「うらヤまシいナァ」 自然と言葉がこぼれていた。 「なんだ? あの親子ず…

風の場合

昨日から、ラボの人があんまりいない。 いつもあんまり見ないけど、気配を感じないから……きっといないんだと思う。 よくわからないけど、寒くなると人がいなくなる時期がある。 たぶん、それがはじまってる。 じゃあ、きっと……こない……のね。 これが、寂しい…

シュナの場合

今日はこのあとファタエの所へ行こう。 その前に、街で花束を買って……クリスマスだから、いつもよりも大きい物が良いだろうか。 それと何か、彼女が喜びそうな物を買って行こう。 今日は、ずっとファタエの所にいよう。 本当はずっとそばについていたいけれ…

ひとまろの場合

「くりすます……って今日だっけ?」 カバンからノートを取り出しながら、ひとりやたらと盛り上がっているにえに問い掛ける。 「今日はイブやー」 にえがすごく楽しそうにそう答えた。 「そっかー…」 なんか街中が賑やかだし、赤と緑に溢れてるとは思ってたけ…

せんせいとせいと

「先生、デートしましょ?」 いきなりすぎる言葉に、思わず眼鏡もずり落ちた。 「な、何言ってんだ、教師をからかうもンじゃないぞー」 「からかってもないし、冗談でもないですー」 「そう言うもんは、同級生としてきなさい」 そう言って、少しだけ胸の奥が…

ヴィアと白蛇

「ねぇ、ヴィア」 甘ったるい猫なで声。 後ろから優しく絞めるように、首にまわされた腕。 「なんだい?」 ヴィアは本を読む手を止めることなく、面倒くさそうに答える。 「ヴィアって、ヒドい人だヨね」 「いきなりなんだい」 「なんトナく、ソウ思ったカら…

水:距離

手を伸ばして、あの暖かな手を握り返してみたい。 手を伸ばして、あの優しい笑みに振れてみたい。 それは許されないことで、きっと拒まれる。 あの笑みを見ていると。 あの温もりに触れていると。 近づいてもいいのだと、思い違いをしてしまいそうで怖くなる…

ヴィア:世界の有様

球に映る世界。 そこにあるのはいつも、幼い頃に思い描いていたもの。 けれどもそれが世界ではない無い事を、今は知っている。 「またそんなもんを覗きこんで、楽しいのか?」 「さあ、どうでしょうね?」 コレは…いわば習慣的な事で、楽しいのかなんて自分…

バドとユーザさん

「なぁなぁー、ちっくとこっちにきて?」 最近のお得意さんを呼び寄せる。 と言っても、バド自身がその人と会う事は少ない。 「……なに?」 あまり慣れない相手に呼ばれ、訝しげにバドを見る。 「いやー、俺普段めっそうこっちにいないだろ?」 層言いながら…

白蛇:価値

奇麗事なんかでお腹は膨れない。 善なんかで心は満たされない。 今一番大事な物は、お金。 コノ身体だって、お金を積まれたら簡単に売れる。 あの子はいくら積めば、僕に買われてくれるかな?

ディース:極彩色に染まった部屋

「まずい。不味いぞ……。これは絶対にまずい。」 極彩色に染まりあがった自室を眺めて、呟く。 「ははは、腐海もビックリじゃな〜」 自嘲気味に笑ってみるが、そんな場合ではないことは重々承知。 そう言ったところで、自体が解決するなんてことはけしてない…

水とユーザさんの会話っぽいの

不意に伸ばされた手が、私の頭をなでる。 その手の感触はとても優しげなものだったのに、慣れぬその行為に反応を起こす。 「あ、嫌だった?」 「い、いえ……その様な事は……ッ!」 「なら、良かった」 そう言って、ふわっと笑う。 向けられる笑顔を見ていると…

嫌になるほどの赤

落ちていく夕日が、何もかもを赤く染めている。 「嫌な色」 アルザが思わずそう呟いた。 「そうですか?」 近くにいたシュナにはその声が聞こえたのだろう。 「私は美しいと思います」 血のように紅くてね、とシュナは続けた。 にやっと口の端を歪め、さも馬…

ヴィアイベント・2段階目くらい

「なんかヴィアさんって、みんなのお父さんみたい」 ヴィア「お、父さん?」 「うん、優しいお父さんって感じがする」 ヴィア「ははは、それは面白い。 じゃあ、君は皆のお母さんにでもなるかい?」 「ここの人たちまとめるのなんて私には無理」 ヴィア「そ…

赤人イベント・3段階目くらい

赤人さんは、手にした缶コーヒー見て、黙り込んでる。 赤人「ブラック、無糖だな……」 「コーヒー、ダメでしたっけ?」 赤人「な、んなことねーよ!」 勢い良く蓋を開けると、ごくごくと音をさせながら、一気に喉に流しこんでいく。 「そんな一気に飲まなくて…

乙女ゲーを作ろうとした時のシナリオの一部が出てきたので、せっかくだから晒してみる。 台詞の前に名前がないのはプレーヤーさんです。