シュナについて

全面的ネタバレ


いろいろな種族が混じりまくった混血種。その為に自分の事を*1悪魔と自称する。
母親が混血種で父親が生粋の人間。父親の方は成金。
シュナの母親は妾でしかなかったので、望まれて出来た子ではなかった。その為父親には認知されていない。
”自分の子供”と言う認識が少しはあったらしく、しばらくはシュナを使用人として使っていた。


痴情のもつれで父が母を殺してしまい、それと同時にシュナは父の元を去る。
ネクロフィリアに目覚めたのは、この時の*2母親の死を目の当たりにしてから。


混血種は疎まれるので、転々といろんな人間の所を渡り歩く。
シュナは魔力が強かったので、研究対象としては目をつけられ、ほとんどの魔力を吸い取られボロボロになって捨てられた。
*3それを拾ったのがファタエ。


最初はファタエを殺して逃げようと思っていた。
ファタエはシュナが今までに接した事のないタイプの人間で、自分には理解しがたい彼女を見ている内に、もっと一緒にいたいと思う様になっていた。 たぶん初恋。


その後、ファタエの傍で療養していたら、なくなったはずの魔力が戻りだす。
それに目をつけた某研究員が、もう一度シュナの魔力を取りに行こうとするが、シュナが盛大に拒否。
イラ付いて刃物を持ち出しシュナを殺そうとする。 それをファタエがかばって死んでしまう。


最初は後を追って死のうとするが、ファタエの最後の言葉にどうしても逆らえず、ただ墓の前で呆然としていた。
それを見ているのがあまりに*4気の毒に思ったヴィアが、自分の所に住まわせて今に至る。


当時に比べれば、だいぶ吹っ切れて笑うようになったが今でも月命日と休みの日には墓参りを欠かさない。

ファタエについて

ディースの弟子。 ヴィアは兄弟子。
幼い頃、不治と言われているほどの難病にかかりほとんど寝たきりだったが、それをディースが人並みの生活が送れるようになるまで治す。
その時のディースに憧れて弟子入り。


感性がジルときわめて近く、世界中の人の幸せを願う聖女系。
占いや魔術よりも錬金術の才能があり、過去の自分と同じように苦しんでる子達を助けたいと思っていた。


研究員がシュナの魔力を取りに行った理由

人間との混血種は魔力が低く、一度0になると戻らないとされている為。
シュナのように人間の血が濃いのに魔力が強く、さらに一度なくなったはずの物が戻ると言う例がほとんどなかったので、研究対象として欲した。

*1:L_Sの世界における一番の差別用語

*2:母親はシュナの目の前で殺された

*3:ここの師弟は妙な拾い癖がある

*4:ファタエとヴィアは同じ師匠の弟子なので、交流がある。その為シュナとも顔見知りだった