ひとまろとにえ

みつねの場合

鏡に向かって、念入りに髪形をチェックする。 「変、じゃない……よな?」 いつもと同じポニーテールだけど、なんでかいつも以上に気にかかる。 「リボン……つけてみようかな」 去年買って、結局仕舞いこんだままの赤いリボン。 自分には合わないと思いながら、…

ひとまろの場合

「くりすます……って今日だっけ?」 カバンからノートを取り出しながら、ひとりやたらと盛り上がっているにえに問い掛ける。 「今日はイブやー」 にえがすごく楽しそうにそう答えた。 「そっかー…」 なんか街中が賑やかだし、赤と緑に溢れてるとは思ってたけ…

赤人イベント・3段階目くらい

赤人さんは、手にした缶コーヒー見て、黙り込んでる。 赤人「ブラック、無糖だな……」 「コーヒー、ダメでしたっけ?」 赤人「な、んなことねーよ!」 勢い良く蓋を開けると、ごくごくと音をさせながら、一気に喉に流しこんでいく。 「そんな一気に飲まなくて…

赤人と平助

赤人「よー、へーすけー、花粉症そろそろ引っ込んだか?」 平助「いや、まだ少し……」 赤人「お前の症状スゲーもんなー、こっちまでうつりそうになるわ」 平助「うつれ! お前もたまには人の苦しみを知れ!」 赤人「えー、俺そう言うキャラじゃないしー。 人…

中間テスト

ひとまろ「みつねー、この問題なんだけどさー…」 みつね「ああ、これはXの……って、何で私に聞くんだよ! 逆だろ、普通!」 ひろまろ「いや、だって、みつねの方が数学強いでしょ」 みつね「兄としてのプライドとかないのかよ!?」 ひとまろ「そんな面倒なもの…

女性ユーザさんと赤人単独モード的な会話っぽいもの

目の前でひらひら揺れる髪を、なんとなく引っ張る。 「痛っ! 何するの!?」 少しむくれた顔で、俺の方に視線をあげて、そいつが言った。 「何って、いつも人の頭好き放題なでまわしてんだろ? たまには俺にも遊ばせろよ」 「遊ばせろって……」 「変な事はしね…

酔っ払い

にえ「にぎゃぁああああああ! 潰れる! つぶれるぅううう!!」 赤人「潰れない潰れない、あはあははははは」 にえ「いたいいたい!」 赤人「すげーな、腕伸びるぞこれ」 みつね「酔ってるな、あれ」 ひとまろ「……完璧に酔ってるね」 みつね「助けてやれよ」 …

ひとまろ:こたつ

まずい、まずいまずい。 みつねがもうコタツをしまう気満々だ! 3月は言ったら確実に居間のコタツなくなる。 なんとかして、僕の部屋には入らせないようにしないと……。

赤人:甘味物

今日の収穫は大福×1箱、饅頭×2箱、板チョコ13枚 家に帰ってみつねにどやされたが、断じてたかりに行った訳じゃない。 くれると言うものを断るのは失礼にあたるってもんだ。 …板チョコはパチンコの景品だし。

みつね:さっきから

兄さんの部屋からずっと「北酒場」が聞こえてくる。 やばい、頭から離れなくなってきた……。

ひとまろ:一ページ目

なんかノートを渡された。 日記帳? 日記でも書けってことらしいけど……面倒くさいなぁ。とりあえず、適当にメモ用紙にでもしておこうかな。 【 追記 】 なんか、みつねと赤人さんが大量にチョコレート持ってた。 にえに言われるまで、今日がバレンタインだな…